日本大学 生物資源科学部 森林資源科学科

森林利用学研究室のご紹介 

 

日本大学 森林利用学研究室は、林業経営技術の高度化のため路網整備や資源生産管理に関わる高性能林業機械作業システムの確立、バイオマス資源の有効利用を対象とします。そのために必要となる林業機械の開発改良や機械作業の効率化、林道などを計画・設計する森林土木、労働負担を評価する森林作業分野などを中心とする研究テーマに取り組んでいます。

森林利用学研究室

1950年代の木材搬出方法の一つ木馬(キンマ)
1950年代の木材搬出方法の一つ木馬(キンマ)

 木材生産のための林業は、過酷で危険な作業を強いられてきました。林業作業においては、先ず安全な作業、林業の機械化と路網整備により、林業の生産性の向上と安全で快適な作業環境を醸成しなければなりません。研究室では、作業に使用する森林機械による作業システムの効率化、労働負担を評価する森林作業、バイオマス資源の有効活用、そのための林道路網など工学的なアプローチにより、効率的な森林・林業のための理論と実践を学びます。

北欧の立木伐到造材作業機フォレストアーント
北欧の立木伐到造材作業機フォレストアーント

 最近の林業作業現場は、一見機械化による快適な作業環境になったように思われるかもしれません。確かに林業の作業現場はここ半世紀で大きく変貌しました。特に、林道や作業道など基盤整備による林内路網の充実や快適なキャビン内での機械操作作業による過酷な身体負担をともなう労働から解放されたことなどにより、労働生産性は飛躍的に向上しました。これら快適作業環境を維持するためには、適切な路網密度管理や快適なキャビン内での長時間作業によるオペレータに与える精神的負担などの作業管理は適切に行われているのか、さらに安全を確保した上での労働負担軽減対策と労働生産向上の検討などが課題です。